Season7の放送も始まりますます盛り上がりを見せるドラマ『孤独のグルメ』
飯テロ・夜食テロと話題になるなどファンの多いこの番組ですが、私もその1人です。
私は以前の記事で書きましたがAmazonプライムの会員なので、全シーズン見ることが出来るんですよね。
そんなわけで今回はドラマ『孤独のグルメ』からSeason4の8話をもう一度振り返り、感想を書いていこうと思います。
以下ネタバレも含みますのでご注意ください。
駄菓子屋で10円ゲームに熱中してきなこ棒を食べる?仕事&飯前シーンの感想
今回はJR阿佐ヶ谷駅からスタート。
(阿佐ヶ谷、このくらいの駅前感がちょうどいい。)なんて駅前に佇む主人公井之頭五郎(以下ゴローさん)。
ただ阿佐ヶ谷パールセンター、ゴールド街、スターロード、ダイヤ街…といった商店街の名前に圧倒されます。どこも派手な名前ですよね。
そこから少し歩くと駄菓子屋『やなぎや』を発見!
店先では小さな男の子がお母さんに見守られながら、アナログな野球ゲームをやっています。でもうまく出来ずに「3回って約束だったでしょ!」とお母さんに連れられ帰っていきました。
それを見ていたゴローさんは(少年よ、時には諦めが肝心なんだ。……10円か、懐かしいな。)と自らも挑戦することに。しかし数回やっても全てアウト!
店の中に入っていったかと思うと、両手いっぱいの10円玉を持って(少年よ、敵はとってやるからな。よーし!)ってやる気満々(笑)大人ってズルい!
結局「唯一の戦利品」はきな粉バー1本でした。
「いただきまーす。」と言った次の瞬間には「ごちそうさまでした。」で笑ったよ。
でも説明文の「10円ゲームの景品なれど 勝ち獲ったその味 プライスレス」はちょっといいと思いました。
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杉並区阿佐ヶ谷『YO-HO’s cafe Lanai』オックステールスープの肉を手づかみでガッツリ!
さてここからはドラマの本筋、食事シーンについての感想です。ネタバレも含みます。
10円ゲームをしているうちに約束の時間になっていたようで、ゴローさんはこの日の仕事先ビリヤードカフェ『Roots』へ。
中に入ると早速、支配人石川こと和田聰宏さんと商談開始。どうやらビリヤード場の中にバースペースを設けたいらしい。ゴローさんがパソコンでバーに必要な商品を見せると、かなり悩んでいる石川。
(ビリヤード場、何年ぶりかな?)と思ったゴローさんは、石川が悩んでいる間にビリヤードをやっている様子を眺めます。
ゴロー心の声(あのくらい出来たら、気持ちいいだろうなあ。ボールが吸い込まれていくようだ。まるで食い物が…胃袋に落ちていくかのように…なんだか…腹が…減ってきた…。)
(なんだか…腹が…減ってきた…)きたーー!!ボールが落ちる様子を食事に例えるなんて、その発想はなかった。流石ゴローさんだなあ。
目移りしちゃって決まらないという石川に(いかん、これは長期戦になる恐れが。)なんて焦り出すゴローさん。
おすすめを説明した後「それではこちらの商品で揃えたイメージ図を後ほどご提案させていただきますので。」と帰り支度を始めます。
石川「あの、井之頭さん。お茶もう一杯いかがですか?」 ゴロー「結構です。失礼します。」
石川「ちょ、い!…何焦ってんだよ、井之頭さん。」
前回(Season4の7話)と同じ、食欲に勝てず客の扱いが蔑ろになるパターンやないかーい!こうなったときのゴローさん面白いから好きだけど。
店を探して駅の近くまで戻ってきたゴローさんは、(うーん、この通りちょっと匂う。行ってみようか。)と雑多な路地へ入っていきます。
しかし通りの終わりまで来てしまいお店を決められません。(でもここで決められなきゃ、他でも決まらんだろう。)ということで来た道を戻っていくと、「ハワイ」と書かれた立て看板が目に留まりました。
真夏の太陽を見上げて眩しそうに(うん、今日は絶好のハワイ日和かも。)と『YO-HO’s cafe Lanai』へ入店!
店内を見渡し(やっぱり女性、多し。いや、ここでひるんではいけない。)って思うところ、タイ料理回(Season2の11話)と似てますね。タイ料理回では戦友こと長谷川博己さんが居たけど。
メニューを見ながら(ハワイだハワイだ、アロハ・オエ。)ってウキウキしてるゴローさんがかわいいです。あと黒板メニューを見ながら(モチコチ?モチコチ、キン?モチ…コチキン?)と思うところなんかも。
悩んだ末ゴローさんが頼んだのは、オックステールスープandライス、デザートはアサイーボウル、セットのドリンクはアイスコーヒー。他に黒板メニューからモチコチキンとマカロニ、枝豆ガーリックを注文してました。
このとき店の奥さんこと堀内敬子さんが注文をとっていたんですけど、ゴローさんとのやりとりがちょっと滑稽だった。アサイーボウルがどんなものか聞かれて「ハワイでは朝食でよく食べられるんですよ。」と答えたら…
ゴロー「ああ朝食。あ、それでアサイー!」 奥さん「ん?うんん。」
否定しきれない奥さんのなんとも言えない表情に笑った。あとは…
ゴロー「あのーモ↑チコチキンのモチコってなんですか?」 奥さん「モチの粉のもち粉です。」
ゴロー「あ、もち粉ですか。」 ゴロー心の声(なんだ日本語か。)
↑はアクセントで、「あんこ」と同じイントネーション。
最後に(俺の今のオーダー、30点。)ってつぶやいたのがまたじわりときたよ。
枝豆ガーリック、モチコチキンとマカロニ
他のお客さんの様子を見てガーリック・シュリンプやおつまみプレートにも惹かれていると、【枝豆ガーリック&モチコチキンとマカロニ】が到着!
枝豆の食べ方を説明されて(案外日本と同じ。)なんて思うものの、ハワイではチリソースをつけた食べると聞き驚きます。
ここで「そうなんだよー。向こうの人は何でも味付けたがるんだよ、うん。」と語るのは店のご主人こと寺島進さん。アロハシャツがめっちゃ似合ってる!
やっぱり日本とは違う【枝豆ガーリック】は、荒いみじん切りのニンニクが枝豆に絡まってます。
ハワイの島人はつまむと言うよりバクバクいくんじゃないかな?なんて語りながら、ゴローさんも枝豆をバクバク食べる食べる!
ゴロー心の声(枝豆には塩って、日本人のバカの一つ覚えかもしれん。ニンニク、合う。<手のニオイを嗅いで>……あ、今日の営業、終了。)
確かに枝豆っていうと塩以外の選択肢はなかなか無いよなあ。でもニンニクもおいしそう!枝豆の皮についたガーリックを舐めつつ豆を食べる感じもちょっと魅力的。その日の営業は終了してしまうけど(笑)
【モチコチキンとマカロニ】の方は甘めの味付けだそうで、皮がパリパリといい音!
ゴローさんは最初(飯のおかずらしからぬ甘い味)と思うものの食べていくうちに…
ゴロー心の声(うん、でも悪くない。今日はハワイアン唐揚げ日和だ。アロハうまい。)
「アロハうまい」でたーー!!ほんのり甘いお肉かー。どんな味なのか食べてみたいですね。
ゴローさんが「ハワイアン唐揚げ日和」を楽しんでいたら、ハワイのお土産を持ってきた客が来店。ご主人の「まだワイキキでは讃岐うどんブームなの?」という言葉に
ゴロー心の声(ハワイで讃岐うどん。こちとら阿佐ヶ谷でモチコチキン。あべこべだ。)
なんて思うゴローさん、ちょっとニヤリ顔。
オックステールスープandライス、アサイーボウル
【オックステールスープandライス】が出てくると、ご主人が食べ方を説明してくれます。
ご主人「あの箸でもいいんですけどねあのー、手づかみでガッと、いっちゃってください。」 ゴロー「手づかみで?」
ご主人「あのフライドチキンもそうでしょ。ああいう感じで。で最後に、ご飯を入れて直接醤油と生姜をかけて、おじやにして食べてください。」
このときの話し方が寺島さんのイメージ通りというか、豪快でちょっと軽い感じの説明でした(笑)うーん、本当に毎度キャスティングと脚本に感心させられるな。
ゴローさんはたくさん出てきた生姜を見て(こんなに必要なのか?)と思いつつ、とりあえず生姜に醤油をかけてスープの中から肉を取り出します。
肉の熱さに驚きながら手づかみで豪快にがぶり!
ゴロー心の声(おおー。きたきたきたきたー。これはうまい。超かめはめ波だ!生姜醤油がめちゃくちゃ合う。)
「超かめはめ波」って(笑)生姜醤油が合う、って日本人の口に馴染みそうだなあ。おいしそう!
続いてスープを飲んで(今俺は阿佐ヶ谷に居ながら、ワイキキビーチに居る。)なんて目をつぶって想像していたら、隣のテーブルでオックステールスープについて説明するご主人の声が聞こえてきて…
ご主人「これはねえ、ワイキキではあんまり食べられないんだよね。」 ゴロー心の声(え?)
ご主人「うんあのー、ハワイの地方でしか食べられないの。ローカルフードなの。」
そう聞いて(あ、そうですか、っと。)とワイキキビーチから戻ってくるゴローさんでした(笑)
次に(これはダイヤモンドヘッドとキラウエア火山だ。)なんてゴローさんが例えたのは、平皿の上に丸く盛られた2山のご飯。
1山をボチャンとスープに落として、ここにも生姜と醤油を入れていただきます。
ゴロー心の声(これ、ロコでもハワイでもない。完全におじやだ。生姜の働きも想像を超えている。)
日本人的にホッとする味であろうことが想像できるな、これ。食べてみたい、ハワイ風おじや!
スープの出汁として使われていた生ピーナッツにハワイを感じながら、ご飯2山目もスープに入れて食べ進めるゴローさん。
ゴロー心の声(うん。これはたまらない。胃袋がフラダンスを踊っている。)
ゴロー心の声(ああー、いい波に乗ったぞ。行儀は悪いが、この日本流かっこみ飯で、喉から胃袋へ味のチューブライディングだ。)
「胃袋がフラダンスを踊っている」「喉から胃袋へ味のチューブライディング」きたーー!!今回の例えも絶好調だなー。いいぞー!
一通り食べ終わってアイスコーヒーを飲んでいたゴローさんに、肩をペチンと叩きながら「どう?おいしかったでしょ?」とご主人。
ゴローさんは最初すごく手が熱かったと話し、ハワイの人も手づかみなのかと聞きます。
ご主人「手づかみ?うーーん、まあたぶんね。だって俺ほら、ハワイ、住んだことないもん!」
らしいというか、なんて適当な(笑)これにはゴローさんも笑うしかないって感じでしたね。
そこへ奥さんが【アサイーボウル】を持ってきます。
フルーツたっぷりでカラフルな見た目は、それだけで元気が出そうな色合いです。
(これなら男でもパクパクいける。)とゴローさんもアサイーが気に入った様子でした。
大満足で店を出たゴローさん、ハワイのおじやを誰かに教えたくなっていたところへ滝山から電話が。
ゴロー「滝山?どうした?仕事の依頼?明日…新宿、ああ了解。ああそうそう、お前さ、仕事と関係ないんだけど、ハワイにおじやがあるのって知ってる?そう、おじや。あとさ、お前アサイーって知ってる?知らないの?勉強した方がいいよ。じゃあな。」
滝山との砕けた関係いいなあ。ちなみにこの電話の内容、珍しく次回(Season4の9話)に繋がっているんですよね。
↓ご主人(寺島さん)を見つめるゴローさん(松重さん)の表情がいい!
今夜も誠にありがとうございましたm(_ _)m来週8月27日(水)はハ・ワ・イ・だよん。「杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル」
ゲストはアロハを着た寺島進さんと堀内敬子さん、そして和田聰宏さん。
これまたおいしい! pic.twitter.com/YxggRtOu2W— 「孤独のグルメ」 TVドラマ公式 (@tx_kodokugurume) August 20, 2014
一通り感想を書いてきましたが、文章では伝えきれない魅力が映像に詰まってますよ!
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ふらっとQUSUMIではゴローさんも気になっていたガーリック・シュリンプが登場!
ドラマ『孤独のグルメ』といえば、原作者の久住昌之さんが実際のお店へ訪問するコーナー『ふらっとQUSUMI』も魅力の一つ。
今回の久住さんは開口一番
久住「これは悩みますねえ。五郎と同じもの頼むと、このごろ(視聴者から)怒られるからね!(笑)」
って言ってました。ゴローさんと同じもの頼むと怒られるって話、この回でしてたのか!
奥さんにおすすめを聞いた結果、「お一人でしたら絶対おつまみプレートです!」と言われておつまみプレートを注文。
このプレートは炙りテール・枝豆ガーリック・ポキ(ハワイ風マグロの醤油漬け)が1皿にのってて、ちょっとずつ食べられる感じがいい!
3品ともおいしそうでしたが、特に気になったのは炙りテール。常連さんが「これ炙ってみて!」と言ったことから誕生したヨーホーズのオリジナルらしい。
久住「あ、これおいしいわ。これおいしい。これね、確かに生姜タップリがいいですね!こんなにあってどうするんだろう?と思ったけど。これほんとにおいしいなあ。」
ゴローさんも生姜の多さに驚いていたけど、やっぱり大量の生姜が決め手なんですね。うーん、おいしそう!
続いてゴローさんも気になっていたガーリック・シュリンプが出てきました。
ああーハワイといえば!って感じがあるよね、ガーリック・シュリンプ!付け合せのご飯にもガーリックバターがのってます。
久住さんが一口食べて「うわ!うわ!超ニンニク!!!美味しい!!!」と驚いていると…
ご主人「日本で出してるレストランの人はこんなにきつめにしてないんですけど、ここはそっくり(ハワイ)そのまま!」
久住「これすごいガーリック!ちょっとねえ、パタンに相当するような(笑)これやばい!これもう今日人に会えないんじゃないか(笑)でもおいしいこれ!」
へえー。本場ハワイそのままのニンニク量なんだ!Season3の2話で出てきたパタンに相当するってすごいな。それにしてもこれめっちゃそそるわ…人に会えなくなってもいいから食べたい…(笑)
日本でオックステールスープを食べられる数少ないお店の1つ『YO-HO’s cafe Lanai』
ハワイの味と雰囲気を楽しみに訪れてみたいです。
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おわりに
今回は手づかみでガツガツ肉を食べるゴローさんが印象的でした。めっちゃ熱そうだったけど!
あとはやっぱり寺島進さん演じるご主人のキャラが濃くてよかったですね。今回もいいキャスティングだったなあ。
そんな私のようにすでに放送で見たよ!という方も、まだ見たことないよ!という方も、ドラマ『孤独のグルメ』を見るなら全シーズン見ることができるAmazonプライムビデオがおすすめです。
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