Season7の放送も始まりますます盛り上がりを見せるドラマ『孤独のグルメ』
飯テロ・夜食テロと話題になるなどファンの多いこの番組ですが、私もその1人です。
私は以前の記事で書きましたがAmazonプライムの会員なので、全シーズン見ることが出来るんですよね。
そんなわけで今回はドラマ『孤独のグルメ』からSeason3の12話(最終話)をもう一度振り返り、感想を書いていこうと思います。
以下ネタバレも含みますのでご注意ください。
立ち食い中華の店『臚雷亭(ローライテイ)』で狼狽える?仕事&飯前シーンの感想
主人公井之頭五郎(以下ゴローさん)は久しぶりに来たという大井町駅前を歩いています。
この日の仕事先である猫カフェへ入っていき、オーナーが来るまでネコと戯れるゴローさん。
猫じゃらしを持って「う~~ワウッ!う~~ワウッ!ワウッ!」とネコの気を引いてみるも、全くの無反応(笑)さすがは猫カフェのネコ、遊びに飽きてらっしゃる。
そこへ「ネコ、お好きですか?」とオーナー田中がやってきて、ゴローさんは不意をつかれます。こんなシーン前にもあったような。
というか一昨日放送のSeason7の6話もそうでしたね。あちらは猫じゃなくて犬と遊んでたけど。(余談ですが、ふかわりょうさんが出てきてびっくりしたよ!)
頼まれていた商品リストを田中に渡すゴローさん、リストを見ながら険しい表情になった田中を見て心配になります。が、これ全部いただきますよ!と田中。的外れではなかったようでゴローさんも一安心。
ところが「で井之頭さん、どれくらい負けてもらえます?」と言い出し、頻りに値引きを要求してきます!結局ネコのキーホルダーをおまけさせられてました。(ネコには甘いが金には辛口なんだ。)ってゴローさんの心の声に笑ったよ。
猫カフェを出ると、確か東口にいい路地があると歩き出します。やってきたのは東小路飲食店街。
ゴロー心の声(ここ、ここ。こういう路地、大好物。こういう中に潜り込んだ途端…腹が…減ってくる…。)
早くもゴローさんが遠ざかる映像きたーー!!料理シーンが長くなりそうで、やっぱり最終話だけある!…のかな?偶然かもしれないけど。
最初に入り込んだ路地は(下戸にはアウェイ感が強すぎる。)と離れることにして、今度はすずらん通りへ。
そこで『臚雷亭(ローライテイ)』という立ち食い中華の店を発見!珍しい立ち食い中華というスタイルに(チャレンジする価値、あるかも。)と入ることにしました。
エビのマヨネーズ合えとピータンを頼み、チャーハンがあるかと聞いたら…
店員「ああうちご飯はないんですよ。」 ゴロー心の声(ガーン!)
ゴロー「あ、じゃ焼きそばとか麺とかありますか?」 店員「ないですね。」
ゴロー心の声(ガガーン!)
(ガーン!)(ガガーン!)のときにそれぞれピアノの不協和音が鳴って笑った。ガーン!って時に鳴る効果音のド定番な音と言ったらいいのか。気になった人は実際見て(聞いて)確かめてみてください。
ご飯も麺もなくて狼狽えるゴローさん、とりあえずウーロン茶も注文。すると最後に「680円でーす。」と言われてまた驚きます。店員によると、このお店は先払いシステムだそうだ。
(俺の動揺を見透かしたように、攻め込んできやがる。)と思いながら、650円を出してしまうゴローさん。30円足りない!めちゃめちゃ動揺してますね。
なんとか注文を済ませるも、相当ショックだったようで…
ゴロー心の声(はあ。お弁当って書いてあるのに米なしって。反則攻撃だろ。)
ゴロー心の声(だが、こっちも迂闊だった。チャレンジャー、完敗。)
ゴロー心の声(虚しい。ご飯がないだけで、すでに俺は敗戦処理闘士のような気分だ。いやいや、腐ってちゃダメだ。前を向いて食おう。)
凄いダメージ受けてる!!これ一昼食の話をしていると思い出すと、改めて凄いセリフだ(笑)そこがいいんだけど。
2つとも料理が到着して食べ始めると同時に、BGMがリコーダーで物悲しい雰囲気の曲に。
『夕陽のツンドラ』っていうタイトルなんですね。まるでゴローさんの心境を表しているかのようだ。
さて先に手を付けたのは(忘れた頃に食べたくなる、曲者。)とゴローさんが語る【ピータン】
おつまみってイメージが強いんですけど、これだけ食べてもおいしいんですかね?
そういえばピータン単体で食べたこと無いかも。お粥とかにのってるのを食べたくらいで。だからピータンそのものの味が思い出せない…。
続いての【エビのマヨネーズ合え】もおつまみっぽいらしい。でも味は悪くないとか。
ゴロー心の声(両方共ザッツチャイニーズって感じにうまい。ああー、ここに飯があれば!うーん。うまいことが逆に辛いのは久しぶりだ。)
「うまいことが逆に辛い」ってすごい状況だな。私にそんな経験あっただろうか?考えてる時点でないと思うけど。
あー、でも美味しいけど「今食べたいのはそれじゃない!」ってときは確かにこんな感じかもしれない。
そんな動揺するゴローさんも見られるドラマ『孤独のグルメ』
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品川区大井町『だるまや』いわしユッケ・いわしの握り寿司等おいしそう!
さてここからはドラマの本筋、食事シーンについての感想です。ネタバレも含みます。
2品ともぺろりと完食してこう思うゴローさん。
ゴロー心の声(ああー俺ってつくづく酒の飲めない日本人なんだなあ。いや、まだ終わったわけじゃない。ご飯を食いに行けばいいだけじゃないか。はしご酒に対抗して、はしご飯だ。よし、攻めよう!)
「ご飯を食いに行けばいいだけじゃないか」きたーー!!まさかの「はしご飯」きたーー!!さらにBGMが『どすこい機関車』となりテンション上がる!
いやそりゃこれで終わるはずない!ってわかってたけど(笑)でもはしご飯って言葉の響きだけで強いわ。
立ち食い中華屋を出て(今ならなんだって食えそうだ!)と意気込むゴローさん、カレー屋を見つけるものの(今はご飯とおかずというのを真っ向からぶつけたいんだ。)と入らずに進みます。ご飯とおかずを真っ向からぶつけたい、って面白いですね。でもちょっとわかるかも。
そんなゴローさんが見つけたのはとんかつ屋。次はとんかつ勝負か?と思われたところで、隣のお店の「いわし料理」と書かれた提灯が目に留まりました。
ゴロー心の声(いわし料理…グッとくるなあ。いわしに料理とつけただけで、急に魅力的なおかずの群れが回遊し始めた。だけど…飲み屋だよなあ。さっきの例もあるし…。いや、ある。飯はある。万が一なかったらとんかつで腹をパンクさせて帰るだけだ。まずはいわしで勝負!)
というわけで、続いてのお店はいわし料理『だるまや』に決定!しかし「万が一なかったらとんかつで腹をパンクさせて帰るだけ」ってゴローさんの決意すげえええ!!
とはいえ、お店に入ってすぐご飯があるか確かめてました。お店の奥さんに「え?ご飯ですか?」と不思議そうな顔で言われてたけど。
しかもご飯があった嬉しさが顔に出てて「何か嬉しそうですね。いいことありました?」とまで聞かれるという(笑)
まずウーロン茶を頼んだゴローさんは、やっぱりご飯があったことが相当嬉しいようで…
ゴロー心の声(おおー。いわし料理の冠に恥じぬ、この豪華絢爛なメニュー。まるでいわし料理の番付表だ。おお―!ごはん(おしんこ付き)の文字が一際輝いて見える!)
ごはんの文字が輝いて見えるとは!あと「いわし料理の番付表」ってのもいい表現だね。
ゴローさんはその番付表からユッケ、チーズロール、蒲焼、ご飯、つみれ汁を注文してました。
生姜のみじん切り載せ冷奴、いわしユッケ、いわしのつみれ汁
(仕切り直して…)とまず食べ始めたのは【生姜のみじん切り載せ冷奴(お通し)】
醤油をかけずに食べてみると、(豆腐の豆の味がよくわかる。)とゴローさん評。
生姜が爽やかでおいしいそうですよ。これからの時期には特にぴったりだな、食べたい!
続いて到着したのは【いわしユッケ】想像以上に野菜たっぷり!
店のご主人曰く、わさびだとなんか違うということで柚子胡椒がのってます。
(混ぜるものは混ぜる時にうまくなれと念を送る。うまくなーれ、うまくなーれ。)と念じながら混ぜるゴローさんがちょっとかわいい。よく混ざってからいただきます。
ゴロー心の声(ほおーらきたきたきたー!安易にたたきにせず大正解。うん、まろやか。まろやかユッケ。そんでもって、そんでもって。<ご飯にユッケをのせる>こーれだよ、これこれ。温かいご飯に冷たいユッケ。こうこなくっちゃ。)
ほおー、おいしそうだあ。ご飯にユッケってのせたことないけどやってみたい!あとやっぱり柚子胡椒が気になりますね。ゴローさんが特別言及してなかっただけに。
【いわしのつみれ汁】を飲んで(しみる。滲む。生き返る。)と味わうゴローさん。
このつみれ汁、つみれの他に三つ葉が入ってるのいいね。ゴローさんの言う通り、いわしの出汁がしみ入るんだろうなあ。
いわしのチーズロール、いわしの蒲焼、いわしの握り寿司
次にやってきたのは揚げたての【いわしのチーズロール】
(俺の勝負メニューだ。どれ。)と食べ始めると、ほくほくでうまいとのゴローさん評。チーズがとろけます。
ここでゴローさんは何かがひっかかる様子。
ゴロー心の声(あれ?えーとなんだっけ?この味、どっかで食べた。あ、アンチョビだ!アンチョビのピザ!そうだそうだ。あれもアンチョビなんて洒落た呼び方してるけど、要するにいわしの塩辛だもんなあ。これ、タバスコも合うかも?)
そんなわけでタバスコを出してもらって、チーズロールにかけました。
あーなるほどなー。ゴローさんすごいや。同じ状況に置かれてもこの発想に至る自信ない!
ゴロー心の声(思った通り、タバスコ合う。新たな味の発見だ。)
ほおー、やっぱりタバスコ合うのか。ますます気になるチーズロール…!!食べてみたいなああ。
しばらくすると出てきたのは【いわしの蒲焼】
ゴロー心の声(山椒もかかってる。よだれ、決壊。うーん、蒲焼なり蒲焼なり。ああ、俺は海に囲まれた小さな島国の男だ。古来から我々日本人が親しんできた海の幸、いわし。いわすなあ、いわし。)
「俺は海に囲まれた小さな島国の男」きたーー!!ゴローさんこの表現よく使う気がする。いつもスケールの大きな表現でかっこいいっすね。
さらに(さあ、蒲焼ご飯でいわしの渦潮に飛び込もう。)とご飯にのせて食べれば、今度はこんなことを…
ゴロー心の声(これはたまらん!DHAの飛沫がバチバチ飛んでくるようだ。)
「DHAの飛沫がバチバチ飛んでくる」ってどういうことだってばよ!わかるようなわからないような…?
でもそれもいい、いや、それがいい。このちょっとわからなさがね(笑)
そんな謎セリフを語った直後、お店に入ってきた男性客が…
男性客「ご主人、握ってもらえる?」
ご主人「あいいですよ。今日はね、ちょっと暇だから。二貫でいいですか?」
こんな注文を。ゴローさんは気になってメニューを見るも、やっぱり見つかりません。
このときは軽くスルーして残りの食事に集中するゴローさん。
ゴロー心の声(ユッケ、蒲焼、つみれ。魚編に弱いと書いていわし。だが、今日の俺はさんずいに弱いと書いて溺れる。いわしの海に溺れている。このままずっと溺れていたい。)
わー、私もいわしの海に溺れたいよおおお。どれもおいしそうだもの。
(満漢いわし全席、ごちそうさまでした。)とゴローさんが食べ終わった直後、隣の男性客に例の握りがきます。
それを見てすかさず「すいません、私にも握りもらえますか?」とゴローさんも頼みました!
酢飯じゃなくて普通のご飯で握るという【いわしの握り寿司】
酢飯の代わりに酢醤油をつけていただきます。
ゴロー心の声(ほおー。これは見事ないわしの握り。では。うひょひょー!うわーこうきたか。これはうまい!シャリがあったかご飯なのが不思議に合う。)
うわーこうきたか、ってどうきた?めっちゃ気になるこの握り!
酢飯じゃなくて酢醤油とかそういう点も気になるし、まずいわしの握り自体食べたことあっただろうか私。うーん、食べてみたい!!
ゴロー心の声(シメが白米の握りとは意外な結末。バット、ノープロブレム。ハッピーエンド。いやーうまかったー。)
今回は立ち食い中華屋でご飯を食べ損ねて以来、終始ご飯にこだわってましたね。ご飯にこだわるといえば前回の新潟(Season3の11話)もそうだったけど。
おまけ(久住さん出演シーン)
今回もこれで終わりだな―。なんてのんきに構えてたら、「一人なんですけど。」と原作の久住昌之さんが入ってきたーー!!
そうだった、今回はSeason3の最終回ではないか!!最終回恒例の久住さん出演を忘れとったよ。
席が埋まって座れない久住さんに「ああ、ここ空きますから。」とゴローさん。おおっ、ゴローさんと久住さんの絡みが!
ゴローさんは席を立ち、カウンター席後ろの狭い通路で「どうもすいません。」と言いながらなんとか久住さんとすれ違います。
久住さんはゴローさんが座っていた席につくと、いつもの麦ジュース(笑)を一本頼んでました。ドラマ内でもブレない!
一方店を出たゴローさんは、翌日の浅草で何を食べるか考えながら帰っていきました。
あれ、翌日が浅草ってSeason1・Season2と同じだ。最終回は毎回このパターンだったか…?!
一通り感想を書いてきましたが、文章では伝えきれない魅力が映像に詰まってますよ!
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ふらっとQUSUMIで久住さんが食べたいわしの梅じそ揚げもおいしそう!
ドラマ『孤独のグルメ』といえば、原作者の久住昌之さんが実際のお店へ訪問するコーナー『ふらっとQUSUMI』も魅力の一つ。
今回の久住さんはいわしの沖なます、いわしの梅じそ揚げを注文。どっちもドラマ本編では出てきてませんね!
まずは味噌と和えたなめろうのような一品という、いわしの沖なますから。
久住「おいしい!これは美味しくてマズいです!(笑)」
と久住さん。おいしい!の言い方がめっちゃ力こもってて、本気のおいしいだなってすぐわかりました。
ああーこりゃまたおいしそうだ…。私なめろう的なものに弱いんだよなあ。食べたいいいい。
続いてはお店で一番人気という、いわしの梅じそ揚げ。
梅とシソが使われているだけあってあっさりしてるそう。久住さんも梅の具合が絶妙とおいしそうに食べてました。
店のご主人・奥さんへのインタビューでは、ご飯を食べるお客さんはいるか?という話題に。
ご主人曰く、いつもはお茶漬け2つでご飯が終わっちゃうらしい。それを聞いて久住さん初め皆で爆笑!
ご主人「(いわしの)寿司くれなんて言われたらどうしようかと思って(笑)」
奥さん「(寿司は)メニューにないんですよ!」 久住「誰だ!これやったのは!」
ご主人「五郎さんに寿司を食べないように(カットして)もらわないと(笑)」
実際ネット上の情報を眺めると、現在握り寿司はやってないようですね。食べられたゴローさんが羨ましい(笑)
今回はSeason3も最終回ということで久住さんから締めの言葉が…
久住「…何か最後の一言ということなんですけど、ほんと皆さん最後まで見て頂いてどうもありがとうございます。こういう風にまとめたがるんですよね、テレビのディレクターって。こういうの大っ嫌いなんですよね!最後の言葉は…これもう一本ください(笑)」
「こういうの大っ嫌い」っていいぞー!もっと言ったれー!笑
いわし料理専門店の『だるまや』
席数が少なくすぐ満席になってしまうようですが、タイミングを計って訪れてみたいです。
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おわりに
ドラマ『孤独のグルメ』振り返り感想記事も、Season3の最終回でした。
現在放送中のSeason7を除くと、Amazonプライムビデオに公開されている分はもう半分振り返ったことに!折返し地点ですよ、早い…。
折返し地点、と書いたようにSeason4以降も引き続き振り返っていこうと思ってます。
そんな私のようにすでに放送で見たよ!という方も、まだ見たことないよ!という方も、ドラマ『孤独のグルメ』を見るなら全シーズン見ることができるAmazonプライムビデオがおすすめです。
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