Season7の放送も始まりますます盛り上がりを見せるドラマ『孤独のグルメ』
飯テロ・夜食テロと話題になるなどファンの多いこの番組ですが、私もその1人です。
私は以前の記事で書きましたがAmazonプライムの会員なので、全シーズン見ることが出来るんですよね。
そんなわけで今回はドラマ『孤独のグルメ』からSeason2の10話をもう一度振り返り、感想を書いていこうと思います。
以下ネタバレも含みますのでご注意ください。
天然氷の自家製栗かき氷がおいしそう!仕事&飯前シーンの感想
北区十条の渋い大衆演劇場前を通る主人公井之頭五郎(以下ゴローさん)。
その通りは「演芸場通り商店街」といい、さらに進むと今度は「十条銀座商店街」があります。
(外回りは寒さが堪える季節になってきたなあ。)と震えながら商店街を歩くゴローさん、店頭のぼたもちが目に留まり見ているとおしるこを発見!温まっていくかと店内へ入っていきました。
そこは甘味処『だるまや』というお店。温まろうと思って入ったにもかかわらず、店のお母さんにかき氷を勧められ栗のかき氷を頼んでしまいます。
早速やってきた【自家製かき氷(くり)】は、店内の貼り紙によると長野県の天然氷で作られているらしい。天然氷ってだけでそそる…!!
ハンドボールくらいあるという器に触れて「おおっ」と寒がるゴローさん。本人も言ってたけど、温まりにお店へ入ったのにね(笑)
そんな季節デタラメなかき氷の上にのっているのは、栗をすり潰して和三盆と合わせたマロン色のペースト。このペーストだけでもおいしそう!ゴローさんもこう語ります。
ゴロー心の声(おおー、紛うかたなく栗。濃い、栗氷。栗をかき氷にしてみようって一体いつ思いついたんだろう?でも、うまい。栗、あり。合う、栗。)
ほんと「栗をかき氷にしてみよう」って発想はなかった!濃い栗味なのかーいいなあ。しかも氷は羽毛みたいに軽い、とゴローさん評。うん、まずいわけないな。これは一度食べてみたい!!
でも食べ終わって一歩店を出ると(あっ寒!温まるつもりだったのになあ。)とゴローさん(笑)
寒さに震えつつこの日の仕事先、菅沼提灯店へ。お店へ着くと菅沼こと嶋田久作さんが出迎えてくれました。
今回はいつもと違い発注のお仕事。来年3月ドイツのミュンヘンで日本のPRイベントがあり、そこの出店屋台に提灯を飾りたい…という依頼がきたらしい。
詳細な話をしていると、「外国の人が提灯を使ってくれるってのは、嬉しいですねえ。」と笑顔になる菅沼。
菅沼「別に日本の伝統文化がどうのこうのというわけじゃないんですよ。なんていうかなあ。提灯の光りが温かいって言い方しますよね。でも蛍光灯を温かいとは言いません。まあそういうことだと思うんです。」
「提灯の光りが温かい」ってのはわかるなあ。ぼぉーっと光って落ち着きますよね。
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北区十条『田や』鯖のくんせい・とんぶりしらすが気になる!
さてここからはドラマの本筋、食事シーンについての感想です。ネタバレも含みます。
菅沼が語った提灯への思いに「そうですねえ。」と同意するゴローさん、赤提灯を見つめながら…
ゴロー心の声(それに…赤提灯って…腹に…くるなあ…)
ゴローさん遠ざかったーー!!しかも店の奥へ向かって「すいません今日はありがとうございました。それではまた失礼します。」と早口で言い立ち去ったーー!!
ゴローさんが立ち去ったのと同時に資料を持って戻ってきた菅沼「井之頭さん!あれ?居ない…」と立ち尽くします。置き去りとはゴローさん酷い(笑)
一方のゴローさんは見切り発車で出てきてしまい、何が食べたいのかわからない状態。
惣菜屋に惹かれるも(焦るんじゃない。俺は腹が減っているだけなんだ。)と歩き続けます。このセリフを聞くと孤独のグルメ!って感じがしてテンション上がる!
途中菅沼が自転車で追いかけてきて「あ、いの!」と声をかけようとするも、全く気づかないゴローさんには笑ったわ。本当に腹が減ったゴローさんは誰にも止められないんだなあ。
ゴロー心の声(こっから先は完全に住宅街だな。いかん。十条の樹海に迷い込んでしまった。)
ゴロー心の声(ここは演芸場通り商店街。一体十条には商店街がいくつあるんだ?商店街の蜘蛛の巣にひっかかったみたいだ。)
「十条の樹海に迷い込んでしまった。」「商店街の蜘蛛の巣にひっかかったみたいだ。」と名台詞が続く!!珍しく迷ってます。
そんな迷えるゴローさんはようやく…
ゴロー心の声(赤提灯、しかもこれって…提灯屋さんにあったのと同じじゃないか!そうか、俺は赤提灯が心に引っかかってたんだ。飲まないからピンとこなかったけど、今日の俺は珍しく赤提灯気分だったんだ。この縄のれんにも今日は妙にそそられる。)
おおっ、ここで赤提灯が!さらに「家庭的ふんいきの店 大衆割烹」という看板を見て(よし、その家庭的とやらに身を委ねてみるか。)と暖簾をくぐりました!
カウンター席に座りメニューを眺めると(メニューで神経衰弱ができそうだ。)というほどの数!ほんと壁が短冊メニューに埋め尽くされている様子は圧巻です。
持ち駒が多すぎると悩むゴローさん、店員に聞くことにします。色々と質問すると、ここの主人の先代が秋田出身だから秋田のものが多い。それと茨城も多い。なんてことが判明。
迷った末に鯖のくんせい、ももハムとキムチ、カキフライ、とんぶりしらす、ご飯と味噌汁のセット、ウーロン茶を頼みました。
そういえば注文前に別の客が頼んでいた稲庭バターなるものもおいしそうだった。稲庭うどんの釜揚げをバターで絡めたという裏メニューらしい。
頼んだお客さんは「カルボナーラっていうのかな。あんな具合で。」って言ってました。うーん、そそるなあ。
お通し(一口肉団子・おくら・一口唐揚げ)、鯖のくんせい、ももハムとキムチ
まずやってきたのは【今日のお通し(一口肉団子・おくら・一口唐揚げ)】
細長いお皿に一品ずつちょこんと盛られてます。大葉やレタスが敷いてあって見た目も美しい。
おくらのシャクシャクとした音がおいしそうでした。あと肉団子に対しての(他所んちの肉団子って感じ)というセリフに、なんかわかるなーと思ったり。
ここで店に入ってきた若者がオニオンポークスパゲティを頼みます。
ゴロー心の声(え?え?そんなもんまで?あ、あった。最初は絶対にそんなメニューなかったはずだ。いわゆる成り行きでできちゃったメニューだろう。)
ほんと店の外観からは想像できないメニューだ(笑)ゴローさんの言う通り「いわゆる成り行きでできちゃったメニュー」なんだろうね。でもそんなところがまた魅力的!
そんな若者の様子を見ていたら頼んだもの全て、【五郎’s セレクション】が到着!もうね、一人前とは思えないボリュームで見た目だけでもお腹いっぱい(笑)
店員さんの「鯖は醤油かけないで。このままでおいしいから!」という言葉を受けて、早速【鯖のくんせい】からいただきます。
ゴロー心の声(おおー、燻製だ、燻製燻製。感動的に鯖燻。はあー。塩焼きよりも味噌煮よりもご飯に合うんじゃないか?これ。)
鯖の燻製かあー。想像できるようなできないような…?鯖の塩焼きも味噌煮もめっちゃご飯に合うだけに、それ以上に合うってどういうこと…?!あー食べてみたいー。食べてみないとわからないー!笑
続いて(こいつも、初対面。)と【ももハムとキムチ】へ。店員さんの教え通り、キムチをハムで巻いて食べます。
ゴロー心の声(へえー。おんもしろいなあ。これぶっといももハムってのが、肝なんだろうな。薄いハムじゃキムチに負けちゃうよ。)
そう言いながらキムチのシャクシャクした音が心地よい。おいしそう!これなら自宅でもすぐできそうだけど、薄いハムじゃダメなんですね。めもめも。
カキフライ、とんぶりしらす、玉子焼
おかずの常連【カキフライ】にはタルタルソース?をかけていただきます。
ゴロー心の声(今じゃ一年中食べられるけれど、やっぱりこの季節のカキフライがいいんだよなあ。)
としみじみ味わうゴローさん。確かにカキフライは寒い季節ほどおいしい気がしますね!
【とんぶりしらす】はご飯にのせて。
ちなみに「とんぶり」とはホウキギという植物の実を加工したもので、魚卵に似ているらしい。これも秋田県名産とのこと。今回初めて知ったよ!
ゴロー心の声(よしよし、とんぶりも素晴らしい。畑のキャビア。貧乏くさい謳い文句、そろそろやめてあげようよ。とんぶりはとんぶりだ。しらすがまたいい。)
ゴローさんは「畑のキャビア」という別名がお気に召さないらしい(笑)
しかしこれまた食べてみないとわからない感じだなあ。食感は魚卵っぽいのかもしれないけど、味はどうなんだろう?気になるー!
ここでもう一品ほしいと玉子焼を頼むゴローさん。「砂糖入り?砂糖抜き?」と聞かれ、砂糖入りをお願いします。
砂糖の有無を聞いてくれるとはすごい!メニュー数が多いだけあって、色々要望を聞いてくれるんでしょうね。
注文後先ほどの若者たちを見ると、件のオニオンポークスパゲティを食べた女性が「おいしい!」と驚いてます。「そこら辺のイタ飯より全然おいしいよ。」と頼んだ青年が語ると…
ゴロー心の声(そうだろう。でも青年よ、こういう店はどこかと比べられる味じゃないんだ。)
そう言って味噌汁を飲みながらにやり顔。ゴローさんの先輩風吹かせた語りと表情、なんだかおもしろかったです。
最後にやってきた【玉子焼】は大根おろし付き。
ちょっと不格好な巻き方だけど、それがまたおいしそうに見えます。ネギ?が入ってるのかな。
ゴロー心の声(うーん。黄色が加わってしっくりきた。うん。おろし醤油と、ばっちりちりばつ。)
ああーおいしそう。ゴローさんが(甘みが切ないほど)と語るこの玉子焼、優しくてホッとする味なんだろうなあ。
いつも通り気持ちいい食べっぷりで完食したゴローさん。店の外にある赤提灯を見て…
ゴロー心の声(酒飲みが赤提灯に誘われる気持ちがわかるよ。心が寒くなったら、そっと訪ねてみよう。)
そう語り夜の商店街へ消えていきました。
一通り感想を書いてきましたが、文章では伝えきれない魅力が映像に詰まってますよ!
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ふらっとQUSUMIでは斎藤清六さんがゲスト出演!
ドラマ『孤独のグルメ』といえば、原作者の久住昌之さんが実際のお店へ訪問するコーナー『ふらっとQUSUMI』も魅力の一つ。
今回は店の前で「ご乗車!ありがとうございま~す!「田や」に停車いたします!」と斎藤清六さんが登場!
Season2の7話、千葉県旭市飯岡編にて銚子電鉄の車掌として出演していた斎藤さん。出演シーンについて久住さんが…
久住「(顔の)アップが無いままに(笑)結構噂になってます。あの声は絶対そうだと。」
と語ります。確かに顔のアップは記憶ないなあ。
店内へ入ると久住さんたちはみずこぶしんこ、活ジメ水だこのさしみを注文。
さらに斉藤さんが「実家がお米屋なもんですから」ときりたんぽ鍋も頼みました。
まずいただくのはみずこぶしんこ(「みずのこぶ」のおしんこ)
みずのこぶとは「秋田の代表的な山菜「ミズ」の茎にコブのような実がついたもの」とのこと。コブが連なった見た目はちょっとビーズっぽい。
ごま油で味付けされていて、少しとろみがあるそう。おおー、なかなかおいしそうです。食べてみたいなあ。
活ジメ水だこのさしみは薄造りって感じでポン酢が合うそうです。柔らかくて食べやすいんだとか。これも魅力的!
きりたんぽ鍋は食べる寸前にセリの根っこを入れる、というのが気になります!仙台でセリの根っこを入れる鍋があると聞いたことはあるけど、秋田でもそうなんですね。あまり煮ないでシャキシャキ感を楽しむんだとか。ふわああおいしそおおお。
最後は「斎藤さんが自身の出演シーンに不満がある」という話を。
久住「車掌さんの顔が出なかったから、ちょっとムッと来てたらしいですよ!(笑)」
久住さんがそう言うと、左下に出演シーンが流れ「※ずっとこのサイズでした」とテロップ表示(笑)さらに「冗談じゃないですよ!」と言いながらも皆で笑ってます。
久住「顔作ってたのにね。」斉藤「ドーランまで塗ったんですよ。」
斉藤「ある意味じゃ怒り心頭ですよ!」
なんて言いつつ2人でさらに大笑い!「ドーランまで塗った」って発言がまた(笑)
お客さんのリクエストに答え続けメニューが70種類以上という『田や』
おつまみの他に、ご飯のお供に嬉しいおかずも揃っているそうで、どちらの用途でも訪れてみたいですね。
おわりに
今回は栗のかき氷、鯖のくんせい、とんぶりしらす…などと未知の食べ物が多くて気になる回でした。
どれも実際に食べてみたいですね。あー想像力と食欲がかきたてられる!
そんな私のようにすでに放送で見たよ!という方も、まだ見たことないよ!という方も、ドラマ『孤独のグルメ』を見るなら全シーズン見ることができるAmazonプライムビデオがおすすめです。
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